新歌舞伎座の歴史

新歌舞伎座は、ミナミの御堂筋沿いでひときわ目を引く建物です。名前も建物も歌舞伎の公演をしているという印象なんですが、公演している内容は、有名芸能人のショーなどで、歌舞伎の公演ではないんですね。新歌舞伎座は、桃山様式の建物なんですが、器は同じでも、中身が違うというところです。近年、吉本興業が、関東に進出してがんばっていますが、一方、伝統的には東京文化の歌舞伎座が大阪に来た、って感じで、インターカルチュラルな側面も見えますが、歴史的には、1995年2月の「二月大歌舞伎 市川猿之助特別公演」を最後に、一ヶ月の単位の公演は行われていません。新歌舞伎座は、歴史的には、1960年以降、歌舞伎・新国劇・新派を追い出して、新しい、やりがいのあり、収益の上がる興行形態を作り出していき、映画スターや歌手を中心に、歌手芝居、座長芝居を月代わりで公演する仕組みが定着しました。新歌舞伎座のこのカタチが、東京、大阪、名古屋などのほとんどの商業劇場の公演形態の雛形になっていったわけです。新歌舞伎座は、そういった意味で、近代商業劇場の雛形を作ったという功績があります。

新歌舞伎座の移転計画

新歌舞伎座は、みなみのランドマークとして親しまれてきましたが、リサ・パートナーズと近畿日本鉄道が発表した情報によれば、2007年4月、大阪なんばから、2キロメートルほど離れた、上本町駅前への移転がきまりました。今後、新歌舞伎座は、3年後の2010年の夏に、上本町(うえほんまち)駅の隣地にできる複合ビルに入る予定となりました。新歌舞伎座の移転先の複合ビルは、上本町駅の南側にある近鉄劇場跡地に建設予定で、2008年には着工する見込みです。1958年竣工の新歌舞伎座の建物は、建築家・村野藤吾の代表作で寺院風の屋根が幾重にも張り出した桃山風の独特なデザインで人気がありますが、リサ・パートナーズは、この新歌舞伎座の跡地の再開発も計画しているようで、数年後には、この建物が姿を消すとなると、ザンネンな感じがしますね。

新歌舞伎座の座席・駐車場・周辺情報など

新歌舞伎座へ行くのがはじめて、という方は、あらかじめ座席表の位置を確認しておいたほうがいいでしょう。新歌舞伎座の座席表は、前から順番に、1列目2列目3列目・・・となっていて、座席番号は、舞台に向かって、左から、1、2、3、4、・・・となっています。1〜5が花道の向こう側で、一階は19列で、1列目が35席、2列目が36席、3列目から18列目が37席で、最終の19列目が31席です。新歌舞伎座の劇場は3階席まであって、全部で1500席ぐらいあります。なお、新歌舞伎座の駐車場ですが、なんばパークスの駐車場がよいようです。また、大阪がはじめてで、遠方からお越しのかたは、新歌舞伎座からちょっと歩くとすぐに道頓堀があるので、食い倒れ人形やカニ道楽の看板など、大阪に来た、っていう雰囲気があるところがありますので、時間があれば、是非そちらもお立ち寄りください。

Copyright © 2007 新歌舞伎座がなんばから消える日!?